ジェットブラック(ハルーワソングの11) 第2戦


キャロットクラブ出資愛馬第19号は、友道康夫厩舎狙いの馬。


2012年度募集馬の中ではシーザリオの11(ロザリンド)が一番よく見えたが、母馬優先権もなく落選必至の為に確実に最優先で獲れる牡馬に。

父ゼンノロブロイの種牡馬能力(仕上がり遅)や母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも芝2000mで勝ち上がり500万でも上位。

1年の空胎を経て産駒への期待は高まる。


そして何よりもキャロサマーパーティーで好印象だった友道康夫調教師への期待も大きい。昨年もヴィルシーナで牝馬クラシック戦線に人気の中心だった。

高額なので金額分の回収は難しいだろうが、芝の中距離を走れる馬として期待している。


緒戦の前走はスタートも良く先行力もあり、絶好位で進めるも追われてからの伸びがサッパリ。この伸びのなさには陣営も案外と厳しい評価だが、馬体も良く16頭立ての6着と決して緒戦としては悪くなかった。

また、元々晩生のゼンノロブロイ産駒で、2歳戦からはというよりもじっくりと進めて行きたいタイプと早くから評されていたように、まだ未完成のこれからの馬。早期にデビューできて、これだけ走れた事だけでも満足したい。


前走後、優先権も取れず、ゲート試験からずっとやって来たために11月7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されましたが、2月13日に栗東トレセンへ帰厩しました。


予定通り3月16日 中京6R 3歳未勝利 芝2000mに出走!!

鞍上は外国人騎手大好きの友道康夫先生らしく独のトップジョッキー・アンドレアシュ・シュタルケ騎手。

出走数はフルゲートの18頭。

12着/1番人気(T_T)。

前日の兄・マーティンボロの重賞制覇もあり1番人気に支持されるも直線追われてからさっぱり伸びず大敗。これは厳しい。


レース回顧と時計の分析、レース後のシュタルケ騎手と友道康夫調教師のコメントを掲載。

(2014年4月3日完結)

2013年11月14日立ち上げ

●前走後、11月7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 以下は11月6日に更新されましたクラブ公式HPジェットブラックの近況報告です。

「先週の競馬は、いい結果を出せず申し訳ありませんでした。直線追ってからの伸びがもうひとつだったのは案外でしたが、このあたりはまだ体を使い切れていないだけでしょうし、反応も徐々に良くなってきてくれると思います。レース後はちょっとソエが出かかってきていることもあるので、無理をさせず一度放牧に出すことにします」(友道師)7日にNFしがらきへ放牧に出る予定です。

 ということで、我らが愛馬ジェットブラックは前走6着と優先権が獲れませんでしたし、何よりもまだまだ成長を促して行かないと行けないような内容でしたから、11月7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

  元々2歳からと言うよりはジックリ育てて行きたいと言われていた馬ですし、その馬が2歳11月でデビュー出来ただけでも順調と喜ぶべきですし、素質だけで16頭立ての6着に来てくれたわけですからここまでは良い感じだと思います。何と言っても父は晩生のゼンノロブロイ。購入段階から本格化は3歳の夏頃と言うのは十分承知です。

 次はいつ頃の復帰になるかわかりませんが、レースを使いつつ成長して行って欲しいですね。のんびりと待つことにします。

これ以降は2014年2月16日に作成

●2月13日に栗東トレセンに帰厩しました

 当サイト独り言のコーナーで13日に報告いたしましたように、昨年11月7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていた我らが愛馬ジェットブラックは2月13日に栗東トレセンに帰厩しました。いつも即日の移動情報を出してくれるクラブ公式HPでこのことが報告されたのは、移動から実に2日も経った15日でした。厩舎側が情報を伝達するのが遅かった為と思いますが、良い傾向ではないですね。

 この間、ジェットブラックは特に頓挫もなく、順調に成長を促されて来ました。同じ愛馬で父がゼンノロブロイ産駒のバウンスシャッセは年明けの寒竹賞で素晴らしい時計で2勝目を挙げ、2歳時からの成長を感じることができました。ジェットブラックも前走時よりも馬体がしっかりとして走れる状態になっていて欲しいですね。前走は全体的に緩かったですからね。

 いくら晩生の血統と言っても、ついに3歳になりましたし、そろそろ格好をつけてくれないと、これだけの高額馬ですし、未勝利で引退しても補償のない世代ですから心配になります。次は少なくとも掲示板は確保してくれないと。期待しています。

これ以降は2014年3月12日に作成

●追い切り情報(3月12日更新)

前走前 10月30日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
藤岡康太
4F 56.1
3F 40.9
2F 26.3
1F 12.8
ポイントブランク(古馬500万下)一杯を0.5秒先行0.2秒遅れ



2月16日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.5
3F 43.3
2F 27.9
1F 13.5


2月20日 栗東CW 良馬場 ゴール前仕掛け

助手
6F 84.3
5F 68.3
4F 53.3
3F 39.3
1F 12.9[7]
アドマイヤレイ(古馬500万下)馬なりの外を0.2秒先行4F付同入


2月23日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.7
3F 43.8
2F 28.6
1F 14.4


2月26日 栗東CW 良馬場 ゴール前気合い付け

助手
6F 85.4
5F 69.7
4F 54.4
3F 39.8
1F 12.5[6]
アドマイヤアース(3歳500万下)末強めの内を1.0秒追走3F併せ同入


3月2日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.4
3F 44.5
2F 28.7
1F 13.9


3月5日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

藤懸貴志
6F 83.6
5F 67.7
4F 52.5
3F 38.5
1F 12.0[8]
アドマイヤアース(3歳500万下)一杯の外を0.8秒先行0.3秒先着


3月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.2
3F 42.9
2F 28.1
1F 14.0


3月12日 栗東CW 稍重馬場 追って一杯

助手
6F 85.1
5F 69.4
4F 54.2
3F 39.5
1F 12.5[7]
レッドフォーチュン(古馬500万下)強めの外を1.1秒先行同入
 2月16日、帰厩後久々にトレセンで時計を計時しました。まだ16−15−14−14程度ですが順調ですね。ロブロイ産駒ですし、成長と共に、動きが見違えっていると嬉しいんですけどね。

 2月20日、ゴール前で仕掛けられた割には伸びが無く平凡ですが、全体の時計は以前の自己ベストを1秒以上更新しています。それでもこの全体の時計なら、終いは12秒を切って欲しいですが・・・。
 競馬ブックでは”気合乗り上々”と良い評価をいただいております。

 2月23日、15−15強で追い切られました。次の水曜日の追い切りの動きに注目ですね。以前よりも動いてくれると嬉しいのですが。

 2月26日、格上馬を後ろから追いかけて同入しています。全体の時計はたいしたことはないですが、終いの伸びはなかなかのもので、競馬ブックでは”スピード感十分”、デイリー馬三郎では”一歩前進B”といずれもいい評価をいただいております。
 これでいてまだレースまでに3週間ありますから、もっと時計を縮められるようになって欲しいですね。とりあえず、晩生のロブロイ産駒らしく、以前よりは成長している感じがありますし、次走は勝ち負けを期待したいですね。
 以下は本日(2月26日)更新されましたクラブ公式HPジェットブラックの近況報告です。
「今朝はCWコースで併せて追い切りました。まだ終い重点に強め程度ですが、相手を追いかけて最後はしっかり併入と、いい内容の追い切りだったと思います。先週は先頭に立つとフワフワと物見をするようなところもあったのですが、今朝は相手を追走して最後まで集中できていましたし、動き自体も先週よりずっと良かったですよ。今のところ、中京の開幕週を目標に進めていく予定です」(大江助手)3月16日の中京競馬(3歳未勝利・芝2000m)を目標にしています。
 ということで、陣営としても今回の追い切りは手応えが良かったようです。そして同時に次走の予定が初めて発表されました。3月16日 中京6R 3歳未勝利 芝2000mということです。たまたま仕事の繁忙期の私が3月唯一の日曜休日がこの16日です。これは中京に行けということですね(笑)。

 3月2日、ハロン15秒で終いだけしっかりとという感じでしょうか。先週の水曜日の追い切りの動きはなかなか良かったですし、次の水曜日にどれだけ動けるかですね。

 3月5日、藤懸貴志騎手に一杯に追っていただいています。さすがに時計のでやすいニューポリトラックとはいえ、終いの伸びは素晴らしいですね。
 以下は3月6日に更新されましたクラブ公式HPジェットブラックの近況報告です。
「水曜日はPコースで追い切りました。前半はゆったりと入って、終いビッシリ追うという形でしたが、直線に集中させる感じでいい走りができていました。先週あたりからグッと状態が上がってきた印象ですね。予定しているのは来週のレースですが、これで週末、来週と追い切って行けば気合いも乗っていい状態に仕上がりそうです。新馬戦の頃に比べればだいぶ精神的にも大人になってきていますから、レースでも成長を見せてもらいたいですね」(大江助手)16日の中京競馬(3歳未勝利・芝2000m)に出走を予定しています。
 陣営としてもいい手応えを感じておられるようですね。あとはこれが実戦で出てくれればいいのですが。

 3月9日、17−15−14−14で追い切られました。順調に追い切りをこなしています。いよいよ16日と出走が迫って来ましたが、順調に行って欲しいですね。

 3月12日、古馬の格上馬に大きくハンデを貰って同入しています。全体の時計はたいしたことはないですが、相手の外々を廻ってのものですし、終いもしっかりと伸びていますから、2歳時よりも動きはパワーアップしていますね。とはいえ、そんなに強い馬と思えるほどの動きでもありませんが(>_<)。
 競馬ブックの評価では”立て直し良化”ということで、無難な評価ですね。確かに見栄えのする動きではありません。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。追い切り過程としては申し分なく、力は出せる状態と思います。問題はその力がどのくらいなのかです。まだまだ成長すると思いますが、まずは1つ勝たなくては意味がありません。

●気になる出馬想定表(3月16日 中京6R)

出馬想定表 3月16日 中京6R 3歳未勝利 芝2000m フルゲート18頭 想定数21頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アカイスイセイ 藤岡佑介  2/02 新馬 京都芝2000 10
アサクサプライド 北村友一  2/23 新馬 小倉芝2000
オースミフブキ 吉田隼人  2/22 未勝利 小倉芝2000
クリノオー  3/02 未勝利 阪神ダ1800 13 13 13 13 11
サヴィルロウ 藤懸貴志  2/15 未勝利 小倉芝1800
サンレイロッキー  2/23 未勝利 京都芝1600 10 12 13
ジェットブラック シュタルケ 11/03 新馬 京都芝1800 B+
シゲルヒダカ  2/22 未勝利 京都芝2000 14 15 13 15
シゲルヤマト  1/12 未勝利 京都芝2200 11 16
スカイライン 松山弘平  2/22 未勝利 京都ダ1800
スズカヴァンガード 西田雄一郎  2/22 未勝利 小倉芝2000 10
スリースラッガー 水口優也  2/23 新馬 京都芝1800 16
タイマツリ  3/02 未勝利 阪神芝2400 11 15 12 10 11
デンコウガイア 太宰啓介  2/15 未勝利 小倉芝2000 10 11
トウカイエントリー 勝浦正樹  2/18 未勝利 東京芝1800 11
ファイナルカヨ  2/16 未勝利 小倉芝2000 11 17 13
ファイントライ  1/26 未勝利 中山芝2000 14 16 10 16 10
マイネルレヴェイユ 中井裕二  2/23 新馬 小倉芝2000
マテンロウボス  1/19 新馬 中京芝2000
ヤマニンカリヨン 伊藤工真 12/21 未勝利 阪神芝1800 13 17 11 12
ヤマニンルポ  3/02 未勝利 小倉芝2000 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在21頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”ですし、何よりも出走間隔がありますから、投票すれば出走は確定ですね。

これ以降は2014年3月13日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月16日 中京6R 3歳未勝利 芝2000m 全18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アカイスイセイ 藤岡佑介  2/02 新馬 京都芝2000 10
アサクサプライド 北村友一  2/23 新馬 小倉芝2000
エルトント 田辺裕信  2/01 未勝利 東京ダ2100
オースミフブキ 吉田隼人  2/22 未勝利 小倉芝2000
ギャングセブン 中舘英二  2/01 未勝利 東京芝2400 15 12
コスモパトラ 丹内祐次  2/10 未勝利 東京ダ2100
サヴィルロウ 藤懸貴志  2/15 未勝利 小倉芝1800
ジェットブラック シュタルケ 11/03 新馬 京都芝1800 B+
シゲルヤマト 高倉稜  1/12 未勝利 京都芝2200 11 16
スカイライン 松山弘平  2/22 未勝利 京都ダ1800
スズカヴァンガード 西田雄一郎  2/22 未勝利 小倉芝2000 10
テイエムリキオー 武士沢友治  1/25 未勝利 中山芝1600
ファイナルカヨ 国分優作  2/16 未勝利 小倉芝2000 11 17 13
マテンロウボス 松田大作  1/19 新馬 中京芝2000
ミリオンブライト 伴啓太  2/02 未勝利 東京芝1600 11 12 11 15 11
メイクアップ 丸田恭介  3/02 未勝利 阪神芝2400
ヤマニンカリヨン 伊藤工真 12/21 未勝利 阪神芝1800 13 17 11 12
ロブロイクリス 川島信二  2/01 未勝利 東京芝2400 14 14 11 13

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●中京芝2000mコース解説

 新装コースであり、データが少ないので割愛。

●騎手はアンドレアシュ・シュタルケ騎手 ほっさん評価「D」

 今回のジェットブラックの鞍上は、外国人騎手大好きの友道康夫先生ですし、当日の中京の騎手を見回すと外国人騎手はシュタルケ騎手だけでしたので彼かな?と思ったいたらやはりそうでした。

 シュタルケ騎手は何度か来日されていますが、本格的に日本で騎乗されたのは昨年のこの時期の短期免許で来日された時です。それまでは日本では29戦して未勝利でしたが、昨年4勝を挙げ、勝率も8.2パーセントと日本競馬にも適応されるようになった印象です。

 現在3年連続独の騎手リーディング1位のジョッキー。凱旋門賞を勝った時のデインドリームの騎手として有名です。昨年に短期免許で来日されるまでは日本での印象はイマイチでしたが、昨年はボチボチと日本でも活躍が目立ちはじめ、2度目の短期免許での来日となる今回は更に期待が出来そうです。いい結果を期待したいですね。

 私ほっさん愛馬への騎乗はもちろん、今回が初めてです。


 2013年終了現在、中央通算4勝、勝率5.1パーセント、連対率12.8パーセント、重賞未勝利。
 昨年(2013年)は49戦して4勝、勝率8.2パーセント、連対率18.4パーセントとようやく日本競馬にも適応してきた感。。



 アンドレアシュ・シュタルケ(Andrasch Starke)は1974年1月4日生まれの40歳。ドイツを拠点とする騎手である。ニーダーザクセン州シュターデ出身。

 1989年3月19日、アマチュア騎手としてキャリアをスタートさせる。初騎乗は10着。同年6月18日に初勝利。

 1992年6月12日、アイリッシュシチュー(Irish Stew)に騎乗して、ホッペガルテン競馬場のベルリン・ブランデンブルクトロフィー(GV)を制す。デビュー4年目にして重賞初勝利。

 1994年、年間61勝を挙げ10位となり、自身初のトップ10入りを果たした。

 1996年5月27日、ナイトペティコート(Night Petticoat)に騎乗してディアナ賞(独オークス)を制し、クラシック初勝利を挙げた。この年は初めて年間100勝を突破し、111勝を挙げた。

 1997年8月3日、オクサラグ(Oxalagu)に騎乗してバイエルンツフトレネンを制し、GT初勝利を挙げる。10月4日、デヴィルリヴァーピーク(Devil River Peek)に騎乗してヴィットーリオ・ディ・カープア賞を勝ち、ドイツ国外のGT初制覇。11月にはジャパンカップに出走するカイタノ(Caitano)に騎乗するため初来日を果たす。11月23日に中央競馬初騎乗となったインターナショナルジョッキーズで、8番人気だったオンワードアイガーに騎乗し6着となり、中央GT初騎乗となったジャパンカップは、6番人気で4着だった。

 1998年7月5日、ロベルティコ(Robertico)に騎乗してドイチェスダービー初勝利。この年は144勝を挙げ、自身初のドイツのリーディングジョッキーも獲得した。

 2000年、香港のインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップで優勝する。

 2001年、香港ジョッキークラブ遠征中に薬物検査でコカインの陽性反応が出て半年間の騎乗停止となる(本人は使用を否定している)。

 2005年、香港のインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップで2回目の優勝を果たす。

 2007年、ワールドスーパージョッキーズシリーズに初出場し10位となる。2008年も出場したが14位に終わった。

 2011年10月2日、デインドリーム(Danedream)に騎乗して凱旋門賞を勝利。自身のみならず、ドイツ人騎手として凱旋門賞初勝利を果たした。

 2012年の独での成績は435戦81勝 (独リーディング 1位)。

 2013年は同415戦87勝 (独リーディング 1位)

 ・・・と非常に成績の優秀な期待の大きい騎手です。


 本年は3月15日(土)〜5月11日(日)の長期に渡る短期免許で来日。短期免許ではちょうど昨年の今頃3月16日〜4月14日まで来日。


 ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)

これ以降は2014年3月15日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「久々でひと追い足りない状態ながら、実戦では渋太い走りを見せたメイクアップ。上積みが大きそうだし、距離短縮も好材料。ここは楽しみ。行っても控えても競馬ができるオースミフブキ、ソエが完治して初戦以上のデキにある、良血馬ジェットブラックが続く。


短評は「混戦模様」



予想家の印
馬名 井上政 西村敬 橋本篤 CPU
ギャングセブン
ジェットブラック
スカイライン △△
アサクサプライド
スズカヴァンガード △△
メイクアップ
エルトント
サヴィルロウ
マテンロウボス △△
ヤマニンカリヨン
オースミフブキ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
オースミフブキ 4.2
メイクアップ 5.9
スカイライン 6.9
ジェットブラック 7.0
マテンロウボス 7.1
スズカヴァンガード 10.8
アサクサプライド 11.0
ギャングセブン 14.9
アカイスイセイ 18.9
以下22倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
オースミフブキ 71 68 68 68
メイクアップ 71 58 65 71
スカイライン 71 71 60 58
ジェットブラック 64 64
マテンロウボス 66 66
スズカヴァンガード 67 48 60 67


デイリー馬三郎

本紙の見解

「フレグモーネで間隔があいた前走でもセンスの高さを見せてB着に好走した◎メイクアップ。攻め気配も順当に上向いており、ここは初勝利のチャンス。○マテンロウボスのマークした前走の上がりタイムは非常に優秀。逆転も。〈城谷〉」

◎ メイクアップ
○ マテンロウボス
▲ オースミフブキ
× ジェットブラック
☆ サヴィルロウ

以下省略


ジェットブラックは全13記者中 ×(4番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 7記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ジェットブラック(6着)

 「好位からと思っていましたが、スッといい位置に取りつくことができました。ただ、まだ追ってからがピリッとしなかったですね。いいキャンターをする馬ですから、その点は使いつつ良くなってくるはずですよ。これからが楽しみです。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「思ったより落ち着いていたので、スタートからジワッと動いて好位を取りに行きました。出して行ってもすぐに収まりましたし、折り合いは問題ありませんでした。追ってから動ききれない感じではありましたが、反応して伸びようとしてくれているので、次はもっと脚を使えるでしょう。ちょっと寄られてバランスを崩した場面もありましたし、外枠から外を回らざるを得なかったこともありますから、そのあたりを考慮すれば悪くない内容だったと思います」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「先週の競馬は、いい結果を出せず申し訳ありませんでした。直線追ってからの伸びがもうひとつだったのは案外でしたが、このあたりはまだ体を使い切れていないだけでしょうし、反応も徐々に良くなってきてくれると思います。レース後はちょっとソエが出かかってきていることもあるので、無理をさせず一度放牧に出すことにします」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「返し馬までメンコ。好位の外。勝負どころで手応え良く前との差を詰めて直線を迎えられたのだが、そこからがジリッぽかった。大外の分の距離損があったにしても、ちょっと物足りない。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ジェットブラック

 「馬体はひと回り大きくなった。馬は落ち着いているし、動きも良かったですよ。」(友道康夫調教師・デイリー馬三郎)

 「ソエは完治。攻めの動きはいいし、改めて期待。」(友道康夫調教師・競馬ブック)

これ以降は2014年3月16日に作成予定(一部4月3日に加筆)

●ほっさん予想

 初戦の前走は6着でしたが、元々”2歳からと言うよりはじっくり進めたい1頭”と言われていたように、母の高齢、兄マーティンボロの活躍時期、父が晩生のゼンノロブロイということを考えても早い時期に活躍出来る馬ではないことは明らかでした。

 ですから、2歳11月の時点で、最低限走れる体になってきたことは有り難いですし、初戦は6着と言っても18頭立てであることを考えても私は思ったよりも走れたと思いました。更にこのレースの4着馬までは勝ち上がっているようにレベルも決して低くはありませんでした。競馬ブックのスピード指数も63.8と新馬戦にしてはまずまずの水準でした。実際、現地で見ていましたが、全体的に緩い感じでしたし。

 今回はあれから4か月が経ち、もう3歳の3月ですから、いくら晩生の血統といえども、もう格好はつけてくれないといけません。勝ち負けしてくれないといけません。こちらが休養明けだったとしてもです。

 2つ上の兄マーティンボロは8月生まれということはありますが、3歳7月の時点でまだ未勝利で、しかも17着に敗れています。しかし、8月にギリギリで勝ち上がるとあれよあれよと計5勝を挙げてついに昨日重賞(6勝目)を制覇しました。

 ジェットブラックは2月生まれですからもう実質生を受けて3年は経っています。勝って欲しいですね。我が軍団にしては高額馬ですし、補償制度のない今、万が一未勝利で引退してしまっては目も当てられません。早く1つ勝って楽になりたいと言うのが本音です。

 今回前走よりも着を落とすような成長力ですと随分と気を揉まなければならなくなりますし、最低でも5着以内と掲示板は確保して欲しいですね。

 今回も18頭とフルゲートになりそうで美味しくないレースですが、そんな頭数でも上位に来てくれなければいけない金額の馬です。


 前走から4か月経ってジェットブラックの追い切りですが、以前よりはいい動きになっているものの、まだ良血馬や強い馬の動きではありません。未勝利で埋もれているクラスの動きで心配です。

 新馬戦を勝った後、前走の寒竹賞で成長力を見せ、強い内容だった同じゼンノロブロイ産駒のバウンスシャッセのように成長力に期待するわけですが、まだ一皮むけた感じはないですね。バウンスシャッセは追い切りの動きから違っていましたもんね。

 うーーん、悩ましいですが、好走を期待します。

●レース 

 ジェットブラックの馬体重は前走同様の484キロ。4か月半も空いている割に成長を感じない馬体重です。

 スタートは良い方で、労せず5番手の絶好位につけます。道中の折り合いも良くこれは勝てるかな?と思えるほどでしたが、直線を向いて坂に入るとパッタリ。実況の方にもジェットブリッドと適当な名前で呼ばれ屈辱の12着大敗。まさかここまで負けるとは・・・です。

●時計の評価

 今回のジェットブラックの走破時計は2分05秒0良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分03秒0でした。勝ち馬の2分04秒0ですら低調ですが、そこから1秒も離されています。現状では力不足とはっきりと言えます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ジェットブラック(12着)

 「スタートも良かったし、道中も無理するところは一切なかった。4角を回る時は勝てると思ったけどね。これでパッタリ止まるんだから、久々が応えたとしか考えられない。」(シュタルケ騎手・競馬ブック)

 「4コーナーまでは非常にいい形でレースを進められていたんですが、いざ追い出しても全く反応してくれませんでした。正直、勝てるかと思っただけに悔しいですね。スタートも道中の折り合いも問題なかっただけに休養明けの影響があったのかもしれません。期待に応えることができず本当に申し訳ありませんでした」(シュタルケ騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「以前と比べれば良くはなっているとは思うのですが、装鞍の時から一頭だけピーピー鳴いていましたし、レース前から幼いところを見せてしまっていました。馬体に関して馬体重は同じだったものの、筋肉に変わってきた部分はありましたし、いい走りをしてくれないかと期待していたのですが…。道中で少し力んだ面はあったもののいい手応えで直線へ向かえたのに、案外な伸びになってしまいました。もっとやれていいはずですからちょっと首を傾げてしまいますが、前走から間が空いているので結果的に今回もデビュー戦というような感じでしたし、もう少し経験を積ませつつ変えていきたいですね。今日はいい走りをお見せできず申し訳ありません」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ジェットブラック(12着)

 「仕上がる。好位グループで馬群の中から。少しムキになっていたとはいえ、直線ではいざ追われて伸びを欠く。血統・馬体から、もっとやれて良さそうだが・・・。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当が377000円が25000円減額されますので、352000円。1口で割りますと800円程度になると思われます。

●今後の展望

 ロブロイ産駒ですし、成長を期待したのですが、現状ほとんど以前と変わっておりません。未だ未勝利を勝てるレベルではなく、これから未勝利戦終了までの6か月間にどれだけ成長できるかですね。調教の動きがさほどではなかったので危険な香りがしていましたが、これほど勝ち負けに絡みも出来ないとは・・・。

●最後に

 今回ジェットブラックは12着大敗でした(T_T)。別に同日1番人気馬に4頭も乗っていて9着、12着、1着、中止と散々だった鞍上の手腕だけの責任にするつもりはありません。

 活躍している愛馬バウンスシャッセやフロアクラフトは追い切りから別格の動きでしたし、レースでも早い段階で能力のあるところを見せてくれていました。

 そこに行くとジェットブラックは調教も未勝利クラスの惨敗級の動きでしたし(ちゃんとそう書いていましたよね)、前走も今回も原因はあるにせよ弱い内容です。

 同じく2戦目の中京芝2000mで勝ち上がった愛馬ステップシチーは1戦目から1000万クラスで勝ち負けできる内容の走りでした。正直現状では違い過ぎます。

 もはや、ダートに活路を見いだすか更に成長を待つかですね。


 しっかし、私はハープスターを良いと思わなかったように、GT級の馬や良血馬を見る目はさっぱりありません。安価で2、3勝できる馬を探すので一杯一杯です。購入した高額馬が上手く走ってくれないというジンクスは今回も敗れない気がします。

 ただ、晩成なのは間違いないですし、まだ未勝利戦終了までは6か月ほどあります。昨年8月に勝ち上がったデスティニーシチーのように最後の最後でも勝ち上がれば2、3勝のチャンスはあると思いますし、とにかく1つ勝ってくれるように頑張って応援したいと思います。

 それにしても怪しい1番人気とはいえ、1番人気で敗れるのは辛いですね。


「器用さはないけど、一戦ごとに良くなっていけば」 騎手

「見ての通り。使っていってからですね」 調教師



 上記コメントは我がジェットブラックのものではなく、同日デビュー戦を迎えた父母併せてGT13勝のあの注目馬のレース後のコメントですが、全く同じ進境ですね。

 どちらが先に勝ち上がるか・・・(溜息)。


 競馬は血統だけでも金額だけでもないから難しいですね。難しいから逆に私のように安価で2、3勝できる馬が発掘できるわけですが。


 とにかく、勝って貰わないと困る。頑張れ高額馬ジェットブラック〜。

最後までご愛読ありがとうございました

2013年11月14日立ち上げ 2014年2月16日、20日、23日、26日、3月3日、5日、9日、12日、13日、15日、16日加筆
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2013年11月 3日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (6着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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